はじめに
イベント会場の喧騒や映画撮影の緊迫した現場、広大なロケ地でのスムーズな連携において、スタッフ間の声によるコミュニケーションは非常に重要です。しかし、従来のインカムシステムは、大きなベースステーション(親機)が必要だったり、ケーブルの取り回しに苦労したりと、運用に手間がかかることが少なくありませんでした。このような現場の悩みを一掃し、コミュニケーションを劇的に変える可能性を秘めた新製品が、Accsoon(アクスーン)のワイヤレスインカムシステム「CoMo II」です。
株式会社システムファイブがこの「CoMo II」の注文受付を開始したという知らせは、まさに「ゲームチェンジャー」の登場を予感させます。本記事では、この革新的なインカムがどのように現場のストレスを減らし、コミュニケーションの未来を切り拓くのか、その全貌を徹底解説します。
Accsoon CoMo IIとは
「CoMo II」の最大の特徴は、何と言ってもベースステーションが不要である点です。従来のインカムでは、通信の中心となる親機を設置する必要がありましたが、「CoMo II」はヘッドセット自体が親機(ホストヘッドセット)と子機(リモートヘッドセット)の役割を担い、直接通信するデジタルDECT(1.9GHz)方式を採用しています。これにより、現場に持ち込む機材が格段に減り、セットアップ時間も大幅に短縮されることが期待できます。設営の効率化は、そのまま現場の生産性向上に直結するでしょう。

現場を支えるCoMo IIの卓越した機能
「CoMo II」が提供する運用上の「自由」は、ベースステーションの省略だけにとどまりません。現場で求められるあらゆる要素が、このコンパクトなボディに凝縮されています。
AIデュアルノイズキャンセリングでクリアな音声を実現
撮影現場やイベント会場は、しばしば騒音に満ちています。ジェネレーターの音、風の音、観客の声など、さまざまな雑音がある中で、指示は明確に伝わらなければなりません。「CoMo II」は、ENC(環境ノイズキャンセリング)に加え、AIによる高度なノイズキャンセリング技術を搭載しています。これにより、周囲の雑音と人間の声をAIが識別し、雑音だけを効果的に低減。まるで自分の声だけが浮かび上がるように、クリアな音声コミュニケーションを可能にすると考えられます。
超軽量170g設計で長時間使用も快適
ヘッドセットは長時間装着する機材であるため、その重さは非常に重要です。バッテリーを含めても約170gという軽量設計は驚きです。一般的なスマートフォンの重さと同じくらい、あるいはそれよりも軽いかもしれません。この軽さであれば、長時間の撮影やライブイベントでも首や肩への負担が少なく、快適に集中して作業を続けられることでしょう。
最大400mの長距離ワイヤレス通信
広大なスタジオや大規模な屋外ロケーション、複数フロアにまたがるイベント会場など、通信距離は非常に重要な要素です。「CoMo II」は、障害物のある環境でも安定した通信性能を発揮し、最大400mの通信距離を実現します。これにより、スタッフは広範囲を自由に動き回りながら、常に安定したコミュニケーションを維持できると考えられます。

最大9人まで同時通話に対応
小規模なチームから、ある程度の人数を要するプロジェクトまで、対応人数も柔軟です。1台のマスターヘッドセットで最大8台のリモートヘッドセットを接続でき、最大9人によるリアルタイム双方向通話(全二重通信) に対応しています。これは、電話のように同時に話せるため、会話のキャッチボールが非常にスムーズに行えることを意味し、制作チーム全体の連携を強力にサポートするでしょう。
10時間以上の長時間バッテリー駆動
バッテリー切れは、現場で最も避けたいトラブルの一つです。「CoMo II」は、長時間運用に対応する大容量バッテリーを搭載しており、撮影開始から終了まで安定したコミュニケーションを維持し、頻繁な充電の手間を軽減してくれます。特にホストヘッドセット(親機となるもの)はリモート7台接続時で最大11時間、リモート1台接続時なら最大17時間と、頼もしい駆動時間を誇ると言えるでしょう。

旧モデルCoMoからの確かな進化
「CoMo II」は、旧モデル「CoMo」からあらゆる面で進化を遂げています。特に注目すべきは、伝送距離の強化、バッテリー駆動時間の大幅な延長、そしてAIノイズキャンセリングの追加、そして何よりも約87gもの軽量化が図られている点です。バッテリーとノイズキャンセリング性能の向上は、現場での実用性を考えたときに非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。これはまさに、ユーザーの声に応え、現場のニーズを深く理解して開発された証だと考えられます。
| 製品名 | 【新製品】CoMo II | CoMo |
|---|---|---|
| ワイヤレス通信方式 | デジタルDECT(1.9GHz) | 1.9GHz |
| 伝送距離 | 400m以上 | 最大400m |
| 連続駆動時間 | リモート:最大17時間 ホスト(リモート7台接続時):最大11時間 ホスト(リモート1台接続時):最大17時間 |
リモート:最大13時間 マスター(4リモート):最大10時間 マスター(8リモート):最大8時間 |
| ノイズキャンセリング | デュアルマイクENC+AI ENC | デュアルマイクENC |
| 重量 | 170g未満 (イヤークッション・バッテリー含む) | 約257g(イヤークッション・バッテリー含む) |
導入コストと得られる価値
「CoMo II」は用途に応じた複数のパッケージが用意されています。
- CoMo II (3人用/1H2R):157,190円(税込)
- CoMo II (5人用/1H4R):261,800円(税込)
- CoMo II (7人用/1H6R):365,200円(税込)
- CoMo II (9人用/1H8R):467,500円(税込)

初期投資としては決して安価ではありませんが、この価格で得られるベースステーション不要の運用効率、クリアな通信、そして長時間駆動という安心感は、現場のストレス軽減、ひいては制作物の品質向上に直結すると考えられます。機材の運搬、設置、撤収の手間が省けることで、人件費や時間コスト削減にも貢献するでしょう。長期的な視点で見れば、非常に優れたコストパフォーマンスを発揮するのではないでしょうか。
注文受付は既に始まっており、入荷は2026年6月下旬以降を予定しているとのことです。いち早く導入して、現場の働き方を変革したい方は、今すぐチェックをおすすめします。
Accsoonとシステムファイブ:信頼のパートナー
このような革新的な製品を世に送り出すAccsoon、そしてそれを日本市場に届けるシステムファイブは、それぞれ業界内で高い評価を得ています。
Accsoon(アクスーン) は、映像・音声のワイヤレス伝送システム「Cine Viewシリーズ」などで知られる中国メーカーです。その製品はプロの映像制作現場で広く利用されており、特にシステムファイブで取り扱っているAccsoonのワイヤレス製品はすべて、日本国内での無線機器の使用許可を示す技適認証を取得しているため、安心して国内での利用が可能です。
株式会社システムファイブは、1989年に創業した放送業務用映像システムインテグレーターです。映像業界では著名な「SYSTEM5.jp」という映像制作者向けポータルサイトを運営し、機材販売から技術セミナーまで多岐にわたる専門サービスを提供しています。東京・半蔵門には、映像・音響機器の専門ショールーム「PROGEAR半蔵門」を構え、実際に機材を手に取って試せる場も提供しています。システムファイブはAccsoon製品の日本における正規輸入総代理店であり、その流通・サポート体制は盤石であると言えるでしょう。
まとめ
「Accsoon CoMo II」は、単なる新製品の登場というよりも、現場のコミュニケーションのあり方そのものを変革する可能性を秘めていると考えられます。ベースステーション不要という大胆な発想、AIノイズキャンセリングによるクリアな音質、そして長時間駆動という実用性。これらはすべて、プロフェッショナルな現場で働く人々が「もっとこうだったらいいのに」と感じていた課題への、明確な答えであると言えるでしょう。
あなたの現場でも、スタッフ間の声がもっとスムーズに、もっとクリアに、そしてもっと自由に飛び交うようになるかもしれません。この機会にぜひ、「CoMo II」がもたらす新しいコミュニケーション体験を検討してみてはいかがでしょうか。