はじめに
ランクル60ファンの皆様、そしてRCクローラー愛好家の皆様に朗報です。世界中のオフロードファンを魅了し続ける名車、トヨタ ランドクルーザー60のRCクローラー「京商 KC10シリーズ」に、待望のボディタイプ2、通称「角目」後期型が2026年7月下旬に登場します。すでに好評を博している丸目ヘッドライトの前期型(タイプ1)に続くこの新バリエーションは、ランクルファンにとって見逃せないニュースとなるでしょう。本記事では、この新しい「ロクマル」RCクローラーの魅力と、その本格的なオフロード走行性能について深く掘り下げてご紹介いたします。
京商KC10 ランドクルーザー60後期型とは
京商の『KC10シリーズ トヨタ ランドクルーザー60』は、ただのR/Cカーではありません。オフロードの王者「ランドクルーザー60」を1/10スケールで忠実に再現した、「走るディスプレイモデル」とも言うべき存在です。
特に注目すべきは、今回発表された「ボディタイプ2」でしょう。これは1987年のマイナーチェンジ以降に登場した、あの角目ヘッドライトの後期型をモデル化しています。前期型の丸目タイプ1と合わせて、ロクマルファンの「どちらも欲しい!」という声に応えるラインアップ拡充だと考えられます。

このシリーズは、工場で完成済みの「レディセット」として提供されるため、箱から出してすぐに本格的なクローリング走行を楽しめるのも嬉しいポイントです。R/Cカー初心者からベテランまで、多くの人が手軽にオフロードの醍醐味を味わえるでしょう。
「ULTRA SCALE BODY PLUS」が織りなす精巧な再現性
京商が誇る「ULTRA SCALE BODY PLUS」技術により、KC10シリーズはまるで実車がそのまま小さくなったかのような徹底したスケール感を実現しています。そのこだわりは、以下の点に見て取れます。
- クリップレス方式の採用: ボディ固定用のピンが外部に露出しないため、より実車に近いクリーンな外観を実現しています。これにより、写真撮影時などもリアリティが格段に向上すると考えられます。
- 別パーツによるリアルディテール: ルーフラックやリアラダーがボディ本体とは別パーツで再現されており、細部の立体感が際立っています。まさに「飾りたくなる」レベルの仕上がりと言えるでしょう。
- 細かなディテールの再現: エンジン浸水を防ぐシュノーケル、フロントグリルのTOYOTAロゴ、2本ブレードのワイパー、プッシュバーなど、実車の特徴的なパーツが忠実に再現されています。

前期型と後期型、あなたはどちらを選ぶ?
ランドクルーザー60系は1980年にデビューし、1987年のマイナーチェンジでヘッドライトが丸目から角目へと変更されました。KC10シリーズでは、この前後の特徴を見事に再現しています。
- ボディタイプ1(前期型): 1980年〜1987年頃の象徴である丸目ヘッドライトの「HJ60V/FJ60V」を再現しています。どこかノスタルジックで愛嬌のある、初期型ロクマルの魅力を存分に感じられるでしょう。

- ボディタイプ2(後期型): 今回新たに登場する、1987年のマイナーチェンジ以降の角目ヘッドライトを再現しています。より洗練され、精悍さを増した後期モデルの佇まいが魅力です。どちらを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

悪路を制覇する「KC10」シャシーの真髄
KC10シリーズの魅力は見た目だけではありません。その心臓部には、完全新設計の『KC10シャシー』が搭載されています。「クローリング」とは、R/Cカーがオフロードをゆっくりと、しかし確実に走破していく競技のことですが、KC10シャシーは、このクローリングにおいて卓越した走行性能を発揮するために設計されていると考えられます。
- 堅牢なフレーム構造: 剛性の高いプレス成型スチール製メインフレームは、過酷なオフロード走行にも耐えうる頑丈さを誇ります。
- 本格的なサスペンション: フロント3リンク+ラテラルロッド、リヤ4リンク式サスペンションを採用しています。これにより、タイヤが常に路面に接地しやすく、凹凸の激しい地形でも高いトラクション(駆動力)を確保するでしょう。
- シャフト駆動4WDシステム: 信頼性の高いシャフト駆動による4WDシステムは、悪路での走破性をさらに高めます。
- 多機能ギヤボックス: レディセット標準で、2速変速とDIG(ディグ)機能に必要なギヤを内蔵しています。
- 2速変速: スピードとトルクを状況に応じて切り替えられる機能です。高速走行から低速トルク重視のクローリングまで対応可能と考えられます。
- DIG機能: 後輪をロックし、前輪のみで旋回する機能です。タイトなターンや急な方向転換が必要な場面で威力を発揮するでしょう。(※これらを使用するにはオプションパーツと別途4chプロポが必要です)
- 高性能メカニズム:
- 新開発のハイトルク型15kg・cmサーボを標準装備し、正確なステアリング操作を実現します。
- パワフルな550サイズ32Tブラシモーター「G32L」を新開発。低速から力強いトルクを発揮し、粘りのある走行が可能でしょう。
- 受信機は防塵・防滴性の高いケースに組み込まれており、水濡れや泥汚れから内部を守ります。

価格とコストパフォーマンス
気になる価格ですが、ボディタイプ1、タイプ2ともに74,800円(税込)となっています。一見すると高価に思えるかもしれませんが、京商という老舗メーカーの技術力、トヨタからの正式ライセンス、そしてこの圧倒的なリアルスケールと本格的な走行性能を考えれば、これは非常に高いコストパフォーマンスだと感じられます。
何より、組み立て済みの「レディセット」で送信機まで付属しているため、別途購入する手間が少ないのは大きなメリットです。初めて本格的なクローラーに挑戦したい方にも、既存のRCファンにも納得のいく選択肢となるでしょう。
発売日と購入方法
この新しい『ランドクルーザー60 ボディタイプ2』は、2026年7月下旬の発売予定です。すでに発売中のボディタイプ1と合わせて、京商の公式ウェブサイトで詳細を確認できます。
- KC10 トヨタ ランドクルーザー60 特設ページ: https://rc.kyosho.com/ja/kc10-lc60
- ボディタイプ1 商品ページ: https://rc.kyosho.com/ja/34801t1.html
- ボディタイプ2 商品ページ: https://rc.kyosho.com/ja/34801t2.html
テクニカルデータ
最後に、主要なスペックを比較してみましょう。
| 項目 | ボディタイプ1 | ボディタイプ2 |
|---|---|---|
| スケール | 1/10 | 1/10 |
| シャシータイプ | KC10 | KC10 |
| 全長(ボディ含) | 552mm | 556mm |
| 全幅(ミラー除く) | 236mm | 236mm |
| 全高 | 248mm | 251mm |
| ホイールベース | 317mm | 317mm |
| トレッド(F/R) | 208mm | 208mm |
| 全備重量(2セルリポ搭載時) | 約3,080g | 約3,080g |
| タイヤサイズ | φ110×37mm | φ110×37mm |
| モーター | G32Lブラシモーター(550クラス/32T) | G32Lブラシモーター(550クラス/32T) |
| ギヤレシオ(低速側) | 49.1:1 | 49.1:1 |
| ギヤレシオ(CLW001使用時・高速側) | 21.1:1 | 21.1:1 |
| サーボ | 15kgメタルギヤ、25Tセレーション | 15kgメタルギヤ、25Tセレーション |
| プロポ | シンクロ KT-231P+ | シンクロ KT-231P+ |
| 適合バッテリー | 7.2Vニッケル水素、2セルリポ | 7.2Vニッケル水素、2セルリポ |
レディセット内容:
- R/Cユニット組込み済み 工場完成シャシー
- 塗装・デカール貼り済み・カット完了ボディ
- 2.4GHzシンクロ KT-231P+ 送信機
- 六角レンチ(1.5mm/2.0mm) 十字レンチ(4/5/5.5/7mm)
- セッティング変更パーツ
走行までに必要なもの:
- 送信機用単3アルカリ乾電池4本
- 走行用バッテリー(推奨:7.2V Ni-MHバッテリー)
- 充電器
まとめ
『KC10シリーズ トヨタ ランドクルーザー60 ボディタイプ2』の登場は、RCクローラーの世界に新たな風を吹き込むものだと確信しています。細部にまでこだわったスケール感と、本格的な悪路走破性能を両立したこのモデルは、まさに「大人の遊び心」を刺激する逸品と言えるでしょう。
あなたは、丸目の前期型「タイプ1」派ですか?それとも、精悍な角目後期型「タイプ2」派ですか?
どちらを選んでも、その圧倒的な存在感と走破性で、あなたをオフロードの世界へと誘ってくれることでしょう。週末は、この「ロクマル」と一緒に、自然の中へ冒険に出かけてみてはいかがでしょうか。