はじめに
情報システム部門の皆様は、日々のPC管理やヘルプデスク業務に多くの時間と労力を費やしているのではないでしょうか。新しいPCの選定や調達、セットアップ、そして万が一の故障対応は、企業の生産性維持に不可欠でありながら、特にIT人材不足が叫ばれる現代において、その負担は増す一方と考えられます。このような状況を背景に、株式会社CBITがギコム株式会社(GEEKOMブランド)と戦略的な提携を結び、PC運用に関する企業のあらゆる「困りごと」をワンストップで解決する新サービスを開始しました。本記事では、この画期的なサービスが情報システム部門にもたらす変革について詳しくご紹介します。
情報システム部門が抱える課題
CBITがPC事業に本格参入した背景には、企業の情報システム部門が直面するPC調達、管理、保守の負荷軽減という喫緊の課題があります。現代ビジネスにおいてPCは企業の基盤とも言える存在ですが、その運用には以下のような手間や悩みが伴うことが多いでしょう。
- 「どのPCを選べば良いのか、選定基準が難しい」
- 「大量のPCの初期設定(キッティング)に手間と時間がかかる」
- 「急なPCトラブル対応で、本来の業務が滞ってしまう」
- 「PCの資産管理が複雑で、現状を正確に把握しきれない」
これらの課題は、企業の生産性を低下させるだけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の足かせにもなりかねません。CBITは、今回の提携を通じて、情報システム部門の負担を劇的に減らし、企業のIT運用を強力にサポートすることを目指していると考えられます。
CBITとGEEKOM、2社の強み
この新しいワンストップサービスを支えるのは、それぞれの分野で確かな実績を持つ2社です。
ITコンサルティングのプロフェッショナル「株式会社CBIT」
株式会社CBITは、長年にわたりITコンサルティングやソフトウェア開発、サポートデスク業務などを手掛けてきた企業です。ITの「困りごと」を解決するスペシャリストとしての実績は豊富であり、今回のPC事業参入は、単にPCを販売するだけでなく、その先の運用や保守までを見据えた、より包括的なITソリューションを提供したいというCBITのビジョンの現れと言えるでしょう。
- 株式会社CBIT 公式サイト: https://cbit.co.jp/
高性能ミニPC「GEEKOM」の日本総代理店「ギコム株式会社」
一方、ギコム株式会社は、GEEKOMブランドの日本総代理店として、コンパクトながら高性能を実現するミニPCを日本市場に展開しています。GEEKOMのミニPCは、その省スペース性とパワフルな性能から、多くのオフィス環境で最適なソリューションとして選ばれています。日本市場でのサポート体制も充実しており、安心して導入できる点は大きな魅力と言えます。

高性能AIミニPC「GEEKOM BIZ A8」の広告イメージ。パワフルなi9プロセッサを搭載していることが分かります。
ワンストップサービスの具体的な内容
今回のCBITとギコムの提携は、単なる販売契約に留まらず、多岐にわたる協力関係を築いています。その真骨頂は、CBITが提供する以下の運用サポート事業にあります。これこそが、情報システム部門の業務負荷を大幅に軽減する肝となるでしょう。
提携の骨子
CBITとギコムは以下の点で密接に連携します。
- 業務提携契約: 製品開発における技術連携、マーケティング活動の共同実施、顧客サポート体制の相互連携、新商品企画の共同検討が含まれます。
- 一次代理店契約: GEEKOM製品の正規販売代理権の取得、日本総代理店経由による安定した製品供給体制の確立、技術サポート・保守サービスの提供権限取得、販売促進活動におけるメーカー支援の享受が可能です。
充実の運用サポート事業
CBITが提供する運用サポート事業の詳細は以下の通りです。
- 企業向けPCキッティング・セットアップ代行: 新しいPCをすぐに使える状態にする初期設定を代行し、手間のかかる作業から解放されます。
- ヘルプデスク業務の受託・代行: PCの操作方法に関する問い合わせやトラブルシューティングなど、日常的なヘルプデスク業務を一括で引き受けます。
- PC資産管理・ライフサイクル管理支援: PCの利用状況や交換時期といった複雑な資産管理、導入から廃棄までのサイクルを徹底サポートします。
- 障害対応・メンテナンス業務の一括受託: 万が一の故障やトラブル発生時も、迅速な対応で業務停止のリスクを最小限に抑えることが期待されます。
このように、PCの「入口」から「出口」まで、全てのプロセスを一気通貫でアウトソーシングできることは、企業の強い味方となるでしょう。
サービスが解決する企業の課題
この新しいサービスは、特に以下のようなニーズを持つ企業に最適と考えられます。
- 情報システム部門の人手不足解消: 専門的な知識を持つ人材が足りず、日々の業務に追われている企業。
- PC関連業務のアウトソーシング検討: 社内リソースをコア業務に集中させたい企業。
- 既存ITインフラとの連携強化: 新しいPC導入だけでなく、既存システムとの統合もスムーズに進めたい企業。
- 運用コスト削減と品質向上の両立: 高品質なサービスを受けながら、コストも最適化したい企業。
中小企業から大手企業まで、「IT人材不足」という共通の課題を抱える企業にとって、このサービスはまさに救世主となる可能性を秘めていると言えるでしょう。
企業向け「GEEKOM BIZシリーズ」の魅力
CBITが取り扱うのは、企業向けに特化したGEEKOM BIZ(ビジネス)シリーズが中心です。
このシリーズは、オフィスワークに必要な性能をしっかり備えながら、省スペース・省電力を徹底している点が特徴です。デスク周りをすっきりさせたい、電気代を抑えたい、といった企業のニーズに応える製品と言えます。ミニPCでありながら、最新のi9プロセッサを搭載するモデルも存在し、高度な業務にも対応できるパワフルさを持ち合わせているのは、非常に魅力的だと感じました。
- GEEKOM製品ラインナップ・購入ページ: https://cbit.co.jp/geekom/
CBITが目指す未来
CBITは今回の提携を機に、単なるPC販売事業者ではなく、「ITの困りごとをワンストップで解決する」総合的なITソリューションプロバイダーとしての地位確立を目指しています。PC事業を起点に、ヘルプデスクや運用代行事業をさらに拡大し、将来的には関連するIT機器やソフトウェア分野への事業展開も視野に入れているとのことです。
これは、お客様にとって、PC調達から運用・保守まで一気通貫でのアウトソーシングが可能になり、情報システム部門は本来の専門業務に集中できるようになることを意味します。安心・安全なサポート体制と、企業向けに特化した最適なオフィス環境の実現は、まさに企業のDX推進を強力に後押しするものだと確信しています。
企業のビジネス成長を支える新たなパートナーとして、CBITとGEEKOMのタッグが、今後の日本のIT運用にどのような革新をもたらしてくれるのか、私も非常に期待しています。
株式会社CBIT 会社概要
- 会社名: 株式会社CBIT
- 代表者: 大竹 浩
- 本社: 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-9-8 ユニオンビル細野 8F
- 設立: 平成3年1月
- 資本金: 10,000,000円
- 事業内容: ITコンサルティング業務、ソフトウェア開発業務、サポートデスク業務、クラウドサービス業務、技術者派遣業務
- URL: https://cbit.co.jp/